共働きのモヤモヤの正体

FPの人がよく、マネープラン上では共働きは辞めない方がいいというのを、今まで何度となく、さまざまなメディアで目にしてきた。

 

もちろん、ダブルインカムの方が生活をするうえで大きくプラスになるのはわかってる。

 

中学受験したいっていったときに、迷わず応援できるだけの蓄えは用意しておきたいし、毎年とは言わないけど、数年に一度は家族で海外旅行に行きたいし、たまに疲れたら美味しいものも食べに行きたい。

 

夫になにかあったときにも、万一離婚することになったときも、私に仕事があった方が定期的に収入が得られて安心だし。

 

 

頭ではわかっているのに、そう割り切って、「よし!それなら働こう!」と思えずに、モヤモヤする気持ちがなくなることがない。

 

 

いつまで生きるのか。

 

この先も夫に同じくらいか、それ以上の収入が期待できるのか。

 

子供が大きくなったときに、もっと側にいて話を聞いてあげればよかったと、私が後悔しないか。

 

当たり前のことだけど、将来のことって不確定な要素が多いから、どれが一番優先順位が高いのかが見えにくくなる。

 

お金の不安は、「だから今、少しでもその不安を軽減するために、働いて資産を増やしていきましょう」ってことで、FPの人がそう言ってるのも、すごく理解できるんだけど、「じゃあ子供は?」ってなる。

 

コマを進めたときに、取り返しがつなかくなるのはお金よりも子供のことなのかもしれない。

 

だけど、子供のことの方がお金よりも、どう育てればどうなるということが、不確定過ぎる。

 

他の家庭は共働きでも、子供もさみしい思いせずにきちんと育ってるから、ウチも大丈夫なんて保証はない。

 

なにより、自分が今、子供に寄り添ってあげなければ、後々後悔するんじゃないかっていう気持ちが強い。

 

「小1の壁をどう乗り越えたか?」みたいな話ばかりが取り上げられるけど、仕事を辞めて「小1の壁を乗り越えずに崩して進んだ人」の話も聞きたい。